『ラインストーンの王者』と呼ばれるトリファリ。
アメリカにおけるコスチュームジュエリーで最も成功したブランドの一つです。
アトリエ ニノンでは常時たくさんのお取り扱いがございます。
今回は、そんなトリファリについてご紹介いたします。
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ナポリ出身のギュスターボ・トリファリがアメリカでアクセサリーの会社を立ち上げたのは1910年のこと。
その後、1930年代にアルフレッド・フィリップがデザイナーに就任することで転機が訪れます。
カルティエやヴァン・クリーフ&アーペルでファインジュエリーを制作していたアルフレッド・フィリップはその技術をコスチュームジュエリーに生かし、トリファリを成功に導くのです。
そして、”Jewel by Trifari”と銘打った広告がVOGUEなどに掲載され、『本物の宝飾品と同様に価値のあるもの』として消費者に認識されていきます。
中でも、トリファリの知名度を上げたのはブロードウェイミュージカルやハリウッド映画で使用されるジュエリーの制作。
数多くの女優がトリファリのジュエリーを身に付けるようになり、こぞって雑誌の表紙を飾るようになると、トリファリはアメリカの女性たちの憧れに。
さらに、1953年にアイゼンハワー大統領夫人が夫の就任式の際に着用する模造パールのジュエリーの制作を依頼するとトリファリの人気は頂点に達します。
アルフレッド・フィリップは1968年にトリファリ社を退社するまで、数多くの素晴らしいデザインを生み出しました。
彼によってデザインされた作品は今でもコレクターに特に人気があり、かなりの高値がつくこともあるようです。
遠目から見てもすぐにそれと分かる繊細で洗練されたデザインは、時間が経った今でも古臭さを感じさせません。
また、『トリファリウム (Trifarium)』と呼ばれる高度なメッキ技術は、ほとんどの場合磨けば元の輝きを取り戻します。
日本人女性にとてもよく似合う、トリファリならではの柔らかいゴールドの色味と繊細なパールのデザイン。
もちろんフォーマルなシーンでも大活躍しますし、デニムやTシャツでカジュアルダウンすればデイリーにもお使いいただけます。
様々なデザインを取り揃えておりますので、是非自分だけのお気に入りを探しにいらしてください。
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~刻印について~
“Trifari” (Tの上に王冠) …40~60年代
“Trifariⓒ” (Tの上に王冠) …55~60年代
“T” (Tの上に王冠) …50~60年代
“Trifariⓒ” …70~80年代
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